通学自転車などで「ベルトの方が良いんですよね?」と聞かれることがありますが、「どちらもメリット・デメリットがあります」と答えています。まずチェーンですが、メリットとして駆動効率が高いです。同じ力で漕いだ場合、ベルトより進む力に変換されます。チェーンのテンション調整や消耗品の交換はありますが、そこまで費用はかさみません。
次にベルトですが、メリットは錆びないことと、メンテナンスがほとんど必要ありません。デメリットとしては、ベルト自体は摩耗しなくても周辺のパーツ(ギアクランクなど)が樹脂製のため摩耗して空回りします。この場合などを含め修理・交換費用はかなり割高になってしまいます。正直に言ってしまえば今現在、ブリヂストンのアルベルト以外のベルト駆動ではチェーンのほうがコストパフォーマンスが優れています。(電動アシスト自転車は除く)
ベルト自転車の難点は、後からギア比の変更がほとんどできないこともネックの一つです。
値段が高いから良いかというとそういうものでもなく、使用環境にあった自転車であること、マメに調整を受けている自転車の方が優れていることを知っていただけると幸いです。